省エネと節電・それぞれの意味と違い

「省エネ」と「節電」は、地球環境に優しく家計も助かるというイメージがありますが、それぞれどんな意味があって、どう違うのでしょうか?

省エネグッズや節電グッズを揃える前に、この二つの言葉の意味と違いを確認しておきましょう。

省エネとは?

「省エネ」とは、「省エネルギー」を略した言葉で、日常生活の中で使用しているエネルギーを、無駄なく効率的に使うことを言います。

このエネルギーには、電気・ガス・ガソリンのほか、それらを作るために必要な、石油・石炭・天然ガスなどの資源なども含まれます。

石油・石炭・天然ガスなどのエネルギー資源は有限なため、無駄なく大切に使うことが、エネルギーの安定供給確保と地球温暖化防止につながります。

節電とは?

「節電」とは、「電気の使用量(消費量)を節約すること」で、電力不足による停電を回避するのが目的となっています。

「省エネ」の場合は、電気や熱などのエネルギーの総消費電力量を削減することが目的なので、特に時間帯は関係ありませんが、「節電」の場合は「ピーク時の使用電力を抑えること」に主眼が置かれます。

一般に電力需要が高まるピーク時間帯は、13時~16時となっていますが、この時間帯にエアコンの設定温度を見直したり、テレビを消したりすることが「節電」になります。

※時間帯に関係なく、使用していない部屋の照明を消したり、使わない家電のプラグを抜くなど、総消費電力量を削減することが「省エネ」となります。

省エネ・節電で家計も節約できる

家庭で「省エネ・節電」を意識して生活するようにすると、電気・ガス・ガソリン・灯油などの消費量を減らすことができるので、結果として家計も節約できます。

特に家庭では電化製品の消費エネルギーが大きいため、使い方を工夫することにより、「省エネ・節電」効果を実感することができます。

現在は、様々な省エネグッズや節電グッズが販売されているので、買い替える時には、できる限り電力使用量をチェックして選ぶようにしましょう。

参考ページ
消費電力を基にした電気料金の計算方法


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