雨の日が続いて洗濯物を外に干せない時期や、衣類を早めに乾かしたい時など、あると便利なのが衣類乾燥機です。
衣類乾燥機にはガス式と電気式とがありますが、一人暮らしや少人数家族なら工事不要で手軽に設置できる小型衣類乾燥機がおすすめです。
小型衣類乾燥機のメリット
小型衣類乾燥機は、天候に左右されずに洗濯物を乾かせるのが最大のメリットですが、工事が不要で電源さえあれば比較的狭い場所でも設置できるのが魅力です。
一度に3kg程度の衣類を乾燥することができますが、洗濯物を一枚ずつハンガーにかけて干す必要がないので、忙しい時や急いでいる時などは重宝します。
また、機種によってはUV除菌ができたり、衣類についたホコリや花粉をフィルターで取り除いたり、乾燥時間自動短縮機能が搭載されているものもあります。
小型衣類乾燥機のデメリット
小型衣類乾燥機は、大量の洗濯物を一気に乾かすことができないというデメリットがあるため、大家族には不向きと言えます。(容量3kgの場合、およそ家族3人分の洗濯物が乾かせます。)
また、設置する場所によっては床が振動したり、動作音が気になる事があるので、木造の集合住宅などで使用する場合は注意が必要です。
洗濯物を干す手間ほどではありませんが、乾燥機は2〜3回使用後フィルターの埃をとる必要があるのもデメリットのひとつです。
気になる電気代は?
小型衣類乾燥機(容量3kgの場合)の定格消費電力はメーカーやモデルによって異なりますが、700W~1000Wのものが多くなっています。
●700Wの場合、1時間使用した場合の電気代は18.9円なので、2時間使用では37.8円になります。
●800Wの場合は、1時間使用した場合の電気代は21.6円、2時間使用では43.2円になります。
●1000wの場合は、1時間使用した場合の電気代は27.0円、2時間使用では54.0円になります。
(※基本となる電気代を税込27円/kWhとして計算しています。)
1カ月あたりの電気代は、次の式で求めることができます。
1時間あたりの電気代(円)×1日の使用時間(時間)×1カ月の使用日数(日)=1カ月あたりの電気代
小型衣類乾燥機の上手な利用法
3㎏の洗濯物を小型衣類乾燥機で完全に乾かそうとすると、薄物では2時間くらい、厚物では4時間ほどかかってしまうので、電気代もかかります。
そこで、3時間から5時間ほど部屋干しで自然乾燥させ、仕上げに30分ほど乾燥機にかけて完全に乾かすという方法にすれば、かなり電気代を抑えることができます。
また、毎日使用する靴下やハンカチ、タオル、下着類などは短時間で乾きやすく、干す手間を考えれば衣類乾燥機を利用したほうが効率的です。
衣類の種類や乾燥容量によって使い方を変えるなどの工夫をすることにより、小型衣類乾燥機は便利な家電になります。
【おすすめの小型衣類乾燥機】
時間設定のほか、温度設定もできる小型衣類乾燥機です。
内部に搭載された湿度センサーにより、洗濯物の乾き具合によって自動で温度を上げたり、完全に乾くと終了するという自動モードの機能があります。
殺菌や消臭効果のあるUV照射機能を搭載した小型衣類乾燥機で、電源さえあればどこでも設置可能です。
三層フィルターでほこり、ペットの毛、花粉、糸くずなどをしっかり取り除くことができます。
★アマゾンや楽天市場では、他にもさまざまな種類の小型衣類乾燥機を取り扱っています。